これから長引く葬儀のお仕事

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父親を家族葬で見送ってみての感想

葬儀屋さんのイメージが悪くなった出来事

父親が亡くなったのは突然でした。夜中に倒れてそれきり目を覚ます事はありませんでした。
救急隊から警察に連絡がいき、殺人ではないことを見てもらい、検死医による検死を済ませ、さてどうしよう、という状態。
遺体を安置させる為に町屋斎場にかたっぱしから電話。
早朝の4時。当直の方だと思われる方が面倒くさそうに「こちらでは(お葬式は)100万円以上からです」とピシャリ。
途方に暮れてしまいました。
葬儀屋さんというのはサービス業ではないんですね。
ご近所の方が救急車両の音を聞いて駆けつけてくれました。
そして、「家族葬」が出来る、と力になって下さいました。

ご近所の方の協力で家族葬を行うことに

まず、地域の集会所の管理者さんを起こして当日、翌日の予定を空けてもらいました。
そして、家族葬の対応をしてくれる葬儀屋さんを呼んで下さり、遺体を集会所まで運んで下さり、安置出来ました。
ご近所の方々は年配の方が多かったのですが、遠方に住んでいる面識のあったお嬢さんやご子息が手伝いにきて下さったりして非常に心強く思いました。
兄弟の就労企業の方々にはご遠慮頂きましたが、ご供養下さる方々が多数お見え下さり、本当に家族葬なのか、自身でも不思議に思いました。

家族葬であったとしても、本当に来たい方ならば、多くの方で見送ることは出来る

家族のみで見送る、というシンミリとした空気は無く、来賓の皆さんが残された私たちを励ます為にわざわざ足を運んで下さる というものでした。
正直、「100万円以上」という費用にも事欠く 突然の出来事でしたが、残された家族の負担は半分ほどでおさまりました。
どんな立派な葬儀場を使ったとしても、あれほど立派にお見送りが出来たとは思えませんでした。
葬儀社と一言で言っても、対応一つで、ご近所の評判は落ち、良心的な対応をして下さったところは、皆さん世間話で宣伝されます。
正直、抵抗感のある「家族葬」でしたが、私共の場合、非常に好感もてる式典でした。

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